5/31(金)20時より齋藤研一 さんの鉢を販売いたします。

5/31(金)20時より齋藤研一 さんの鉢を販売いたします。

齋藤研一さんは東京あきる野市に工房があり、地元あきる野の土、多摩の土を使用して、 土の素材感、土にしかできない可能性を活かし、 自身の中でカッコイイと思うモノを考え探求している作家さんです。
作品に対してのお話を伺ったので、ご紹介したいと思います。
齋藤さんのコンセプトは「洋盆栽をつくること。

植物に優しい、根に優しい呼吸する鉢を目指して作っていらっしゃいます。

 

焼き方は同じですが、より植物にあった鉢を求めて追求されております。

 

齋藤さんの鉢は釉薬を使用していないことも特徴の1つで

呼吸する鉢のコンセプトと共に、植物の成長に合わせて鉢も育てていく。

茶の湯の茶碗や、ジーンズのエイジングと同じ考えで鉢を作られています。

 

こちらの作品は釉薬を使わず、黒の濃淡を表現されていて、

1つ1つ表情が違う作品となっております。

 

「僕の鉢は汚れが目立つことや、ずーっと変わらないモノがイヤな方にはおすすめはできません。

 環境によっては苔も生えるかもしれませんが、むしろ僕は苔も一部として捉えてもらいたい。」

 

とお話ししていました。

 

植物と鉢の変化を楽しむ方にオススメですね。

 

齋藤さんも植物を育て始めて、

この鉢にしてからは、冠水して10分もするとしっかり鉢も水分を含み、

 次の水やりは鉢を触ってみた時に冷たくなければ水をあげる。

 冷たい場合はまだ土に水が残っている。」

 

と、鉢を触った感覚で水やりを行っているそうです。

釉薬を使用されていないこともあり、鉢に含まれる水分を感じられるのかもしれません。

 

BOTANAIZEでお取り扱いしている「雷電」や「BIO」は腰水管理をすると

だんだん苔むしていく感じに育ちます。

 

そして今回発売の黒シリーズ、最新の鉢は、オベサの販売店さんから

もう一日くらい水持ちして欲しいと言われて、新たに焼きを変えた作品となっています。

 

雷電、BIOにくらべ焼成温度、時間が違い硬いので水捌けが遅くなります。

 

水もちは中の用土変えればいいだけですが、

オベサの販売店さんから自家配合の土に合わせた鉢のご依頼を受けて

調整されているというお話でした。

 

 

齋藤さんの鉢への探究はまだまだ続きます。

 

 

「鉢が育つ。」

新しい感覚に出会う貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

 

 

齋藤さんの鉢は5/31(金)に「鋳-ちゅう-」シリーズ

6/4(火)に「銀黒」、「雲竜」、「独」シリーズを発売を予定しております。

お楽しみに♪

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研クラフト

齋藤研一さん

https://kencraft9387.com/

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